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タピスリー作家 「沖田美子さん」

黄鳥のいる風景

今回は旧友で奈良市在住のタピスリー作家 沖田美子さんをご紹介させていただきます。
沖田さんはまだまだ日本ではなじみの薄い「タピスリー(フランス語です、ちなみに英語ではタペストリー)」にご主人の転勤に伴い6年間移り住んだパリで出会い (ジャン・リュルサの連作タピスリー「世界の歌」に大感激)、Nicole NOAILLESのアトリエ、 更にパリ市文化振興会(ADAC)のアトリエにも参加し、帰国後ADAC経験者と共に「タピスリーの会」を作り、以来ひたすらその制作に携わっていらっしゃいます。 中世の婦人 タピスリーは古代エジプトのコブト織りが起源で、中世ヨーロッパでは宗教画タピスリーが多数作られ、その後王侯貴族が石造りの城館の防寒、装飾の為、更には権力誇示の為 沢山作らせました。フランスでは国王ルイ14世が王立ゴブラン工房を設立させ、フランス革命で閉鎖されるまで王家の為のタピスリーが作られていたそうですが、その後絵画に押され、 20世紀に入りピカソ、ミロ等の作品を下絵にした作品で見直されてきました。また タピスリーとは縦糸が横糸に覆い尽くされて見えない状態になる織り方の技法のことで、ただ単に「壁掛け」を意味することだけではないそうです。タピスリーは下絵作成、糸の準備、 織機の準備等織り始めるまでにかなりのエネルギーを使うそうです。とくに下絵作成には調べる事も多いのですが、その副産物として歴史に詳しくなったりと楽しい事も多いそうです。 幼い頃から関わってきたピアノから鞍替えしてこれほどまでに熱中できるタピスリーとは、ご本人曰く「毛糸の持つ暖か味が好きなんだと思います。それと織るという行為そのもの、 積み上がっていく達成感が単純人間の私には合っているのだと思います。」いえいえ、こちらこそ本物の単純人間にはなかなかマネのできない努力の中から生まれた作品ばかりです。 皆さんもご一緒にご覧ください。

ペルシャの獅子

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